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野生のゴリラ大量殺戮の衝撃。

Stefan Lovgren 2007 In National Geographic News "Mass Gorilla "Execution" Discovered in Congo"より

現在アフリカでは、広大な野生動物保護区域や国立公園で多くの貴重な動物たちがレンジャー達の手によって守られています。
しかし、こうした野生動物の密猟を目的としたハンター達は、しばしばレンジャーよりも強力な武器と人員を備えており、彼らとの攻防はまさに命がけだと言うことです。

残念ながら、レンジャー側の奮闘も空しく、動物たちが密猟の犠牲となることがあります。今回コンゴ共和国で発見された三頭のマウンテンゴリラの遺体も、一連の密猟の犠牲とされています。
ゴリラの遺体が発見されたのは、ルワンダ、コンゴ、ウガンダ国境にまたがるヴァイランガ国立公園です。この周辺地域では、約1400頭のゴリラが生息し、その内半数が公園内で生活していると考えられています。

事件が起こったのは、先週土曜日の夕方八時でした。銃声を聞きつけたレンジャー達が公園内を捜索したところ、三頭のゴリラの遺体でした。さらに同じ群れに所属するはずの三頭も行方不明になっており、彼らも密猟の犠牲となったと考えられています。

こうした密猟は強力な武器を備えた民兵が組織的に行うことも珍しくありません。またこの地域にはコンゴやウガンダの政府軍の駐留していますが、野生動物保護の意識の低さから、密猟の取り締まりには消極的だということです。

さらに、この周辺地域に横行する木炭の密輸貿易も密猟に拍車をかけていると言うことです。即ち、違法伐採の闇ルートがゴリラの密猟ルートとしても利用されているとされる証拠が見つかっています。

この地域で危機にさらされているのは野生動物だけではありません。一説では悪名高い1994年のルワンダ内戦では、約400万人の住民が虐殺されたと言われています。
密漁は、闇貿易、中央政府の弱体化に伴った治安の悪化といった、それぞれが極めて危険性の高い要素が絡み合って引き起こされており、そのことが問題解決をますます難しくさせています。

国家や国連といった強大な組織が介入しない現在では、レンジャー個々人の努力に頼るほかないのが現状のようです…。こうした問題がより広く認知されて、国際社会の適切な介入が早まることを祈るばかりです。

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by okphex | 2007-07-25 09:11 | 人類学・人文科学