■写真ニュース04/03/06
2004年 03月 06日
○「コニカミノルタ DIGITAL現場監督 DG-4W」発売
○Nikon Original Goods キャンペーン開始
○富士写真フイルム,「ピクトログラフィー4500N」発売開始。
○リコー,Caplio RX発売。
○Philips社,カメラ付き携帯電話,デジタルカメラ用流体レンズを開発
○ヘンリック・ルンド教授,ブロック組み立て式ロボットツール「I-BLOCK」を開発。
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名前の通り,様々な作業現場での撮影用カメラとして人気の高い「現場監督シリーズ」の最新機種が登場しました。
光学3倍ズームや最短1cmの接写が可能なマクロモード等の特徴を備えていますが,なんといっても一番の機能は国土交通省デジタル写真管理情報基準(案)である建設CALSに対応した「提出」モードを搭載している事でしょう。
パソコンでの画像処理を行うことなく,モードの切り替えのみで,提出基準に準拠した画像が撮影できます。
ニコンが,指定のカメラバッグやショルダーバッグの購入者を対象にしたオリジナルサイドポーチのプレゼントキャンペーンを開始しました。僕は,撮影目的に合ったリュックがないので,今回購入は見送りましたが,ニコングッズのファンには嬉しいキャンペーンでしょうね。
2003年に発売された「ピクトログラフィー4500」にネットワーク機能を持たせた新機種が発売になりました。
ネットワーク環境下でのデータ転送速度は従来の約3倍に向上ということなので,大量のプリントが必要な写真スタジオにとっては,重要な機能といえるでしょう。もっとも,ピクトログラフィー4500を使用していない僕にとっては,このメリットはあまり実感がないのですが。
それよりも,最新機種では,以前よりプリントの画質・保存性はどの位向上しているのか知りたいところです。
2月28日にお伝えした「Caplio RR330」に続いて,その上位機種となるCaplio RXが登場しました。
画素数こそ324万画素ですが,28-100mmの光学3.6倍ズームレンズ,そして0.12秒という世界最速レリーズタイムラグが大きな特徴です。
コンパクトデジカメの分野で,リコーはとてもがんばっている印象を受けます。以前からリコーのコンパクトフィルムカメラ「GR-1s」を愛用しており,その後のフィルムカメラ市場からの撤退を残念に思っていました。
そんな経緯があるため,今度はデジタルの分野で,リコーお得意のコンパクトで魅力のあるカメラが登場することを期待しています。
Philips社の流体レンズ,これはまた画期的な発明ですね!動物の眼球内の水晶体がカメラにくっついている様なものでしょうか?
2種類の流体を電気的に変化させることで光の屈折率を変化させ,レンズのピント合わせのように焦点を合わせるという技術だそうです。
今はまだかなり小型の試作品が出来上がったばかりのようですが,大型化・実用化が実現すると,カメラレンズの内容や性能が劇的に変化するかもしれませんね。
写真ニュースとは異なりますが,「I-BLOCK」もまた,記事を読むだけでとても興奮するほど画期的なツールなので,採り上げました。
開発者のヘンリック・ルンド教授は,LEGOの「MindStorms」の開発に携わった方で,ブロックの組み合わせにより様々な動きをするロボットを作りだすことが出来る「MindStorms」は,世界中で大ヒットしました。「MindStorms」は単なる子供のおもちゃにとどまらず,教育現場で授業の道具として用いられたり,ロボットコンテストが開催されるなど,様々な分野に大きな影響を与えました。
今回開発された「I-BLOCK」は,1つのCPUしか持たず,複雑な動作はパソコンでプログラミングする必要のあった「MindStorms」から大きく進化し,各ブロックは,特定の機能を持ったCPUを持っています。そしてそのブロックを組み合わせることで計算をしたり,様々な動作を行うことが可能になります。つまり,ブロックの組み合わせ作業のみで,複雑なプログラミングが実現しているのです。「I-BLOCK」はロボット組み立てだけではなく,認知科学の領域にまで踏み込んでいる画期的なツールのようです。商品化されたら,是非手にとってみたいものです。
○Nikon Original Goods キャンペーン開始
○富士写真フイルム,「ピクトログラフィー4500N」発売開始。
○リコー,Caplio RX発売。
○Philips社,カメラ付き携帯電話,デジタルカメラ用流体レンズを開発
○ヘンリック・ルンド教授,ブロック組み立て式ロボットツール「I-BLOCK」を開発。
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名前の通り,様々な作業現場での撮影用カメラとして人気の高い「現場監督シリーズ」の最新機種が登場しました。
光学3倍ズームや最短1cmの接写が可能なマクロモード等の特徴を備えていますが,なんといっても一番の機能は国土交通省デジタル写真管理情報基準(案)である建設CALSに対応した「提出」モードを搭載している事でしょう。
パソコンでの画像処理を行うことなく,モードの切り替えのみで,提出基準に準拠した画像が撮影できます。
ニコンが,指定のカメラバッグやショルダーバッグの購入者を対象にしたオリジナルサイドポーチのプレゼントキャンペーンを開始しました。僕は,撮影目的に合ったリュックがないので,今回購入は見送りましたが,ニコングッズのファンには嬉しいキャンペーンでしょうね。
2003年に発売された「ピクトログラフィー4500」にネットワーク機能を持たせた新機種が発売になりました。
ネットワーク環境下でのデータ転送速度は従来の約3倍に向上ということなので,大量のプリントが必要な写真スタジオにとっては,重要な機能といえるでしょう。もっとも,ピクトログラフィー4500を使用していない僕にとっては,このメリットはあまり実感がないのですが。
それよりも,最新機種では,以前よりプリントの画質・保存性はどの位向上しているのか知りたいところです。
2月28日にお伝えした「Caplio RR330」に続いて,その上位機種となるCaplio RXが登場しました。
画素数こそ324万画素ですが,28-100mmの光学3.6倍ズームレンズ,そして0.12秒という世界最速レリーズタイムラグが大きな特徴です。
コンパクトデジカメの分野で,リコーはとてもがんばっている印象を受けます。以前からリコーのコンパクトフィルムカメラ「GR-1s」を愛用しており,その後のフィルムカメラ市場からの撤退を残念に思っていました。
そんな経緯があるため,今度はデジタルの分野で,リコーお得意のコンパクトで魅力のあるカメラが登場することを期待しています。
Philips社の流体レンズ,これはまた画期的な発明ですね!動物の眼球内の水晶体がカメラにくっついている様なものでしょうか?
2種類の流体を電気的に変化させることで光の屈折率を変化させ,レンズのピント合わせのように焦点を合わせるという技術だそうです。
今はまだかなり小型の試作品が出来上がったばかりのようですが,大型化・実用化が実現すると,カメラレンズの内容や性能が劇的に変化するかもしれませんね。
写真ニュースとは異なりますが,「I-BLOCK」もまた,記事を読むだけでとても興奮するほど画期的なツールなので,採り上げました。
開発者のヘンリック・ルンド教授は,LEGOの「MindStorms」の開発に携わった方で,ブロックの組み合わせにより様々な動きをするロボットを作りだすことが出来る「MindStorms」は,世界中で大ヒットしました。「MindStorms」は単なる子供のおもちゃにとどまらず,教育現場で授業の道具として用いられたり,ロボットコンテストが開催されるなど,様々な分野に大きな影響を与えました。
今回開発された「I-BLOCK」は,1つのCPUしか持たず,複雑な動作はパソコンでプログラミングする必要のあった「MindStorms」から大きく進化し,各ブロックは,特定の機能を持ったCPUを持っています。そしてそのブロックを組み合わせることで計算をしたり,様々な動作を行うことが可能になります。つまり,ブロックの組み合わせ作業のみで,複雑なプログラミングが実現しているのです。「I-BLOCK」はロボット組み立てだけではなく,認知科学の領域にまで踏み込んでいる画期的なツールのようです。商品化されたら,是非手にとってみたいものです。
by okphex
| 2004-03-06 08:51
| カメラ・写真情報