■写真ニュース04/06/14
2004年 06月 14日
詳細を書くと長くなってしまいますが、特に複製技術の究極的な存在であるデジタル画像の扱いに関して、著作権や肖像権など、基本的な権利の認識が全く欠落しているとしか思えないような場面を見かけることがあります。
著作権などの有益な権利は主催者が丸ごと頂くが、肖像権などの面倒な問題に関しては、全て作成者の責任…、などという公平性を欠いた取り決めがまかり通る状況が、正常な状態であるとは、とても思えません。
権利の発生に関与する人の肩書は、プロだろうとアマチュアだろうと、関係なく全て公平であるべきだし、組織的なバックアップの得られないアマチュアに対してこそ、権利による保護はより重要なのではないかと考えます。
複製可能なデジタルだから、職業で写真を撮っている訳ではないアマチュアだから、その後の扱いは主催者側の思うままで良い、とも取られかねない取り決めは、余りにも作品や作者を軽んずる見解ではないでしょうか。
"作品の2次利用に関しては、必ず作者の合意の基に行います"という文章が併記されているのであれば、まだ理解出来るのですが…。
主催者、応募者双方が今後のトラブルを被ることを避けるためにも、このような権利関係について、当事者双方に公平性を欠かない様に配慮した取り決めを行い、それを明記すべきだと思います。
by okphex
| 2004-06-14 21:07
| カメラ・写真情報