■写真ニュース06/06/30 [「1972 青春・軍艦島」|「祭り旅と極北旅」]
2006年 06月 30日
会場:コニカミノルタプラザ ギャラリー(東京都新宿区新宿)
軍艦島は、長崎の沖に浮かぶ、海底炭鉱採掘のために造られた人工島です。現在では施設も放棄され、朽ち果てた廃墟となっています。しかし、そんな島の姿に何かを感じ、引き寄せられるようにこの島を訪ねる人も数多くいます。作者もそんな一人で、軍艦島で過ごした青春の日々を写真で展示しています。
会場:富士フォトサロン東京(東京都中央区銀座)
著書の取材で、アラスカ、カナダ、ロシアと北極圏を巡った椎名氏が撮影した写真を展示しています。『極北の狩人』という新著のタイトルどおり、北極圏に住む人びとの生活や狩猟を、椎名氏自身が体験しています。また、この写真展では、『極北の狩人』発刊記念サイン会も予定しています。
今は廃墟となった軍艦島も、かつては人びとが働き、生活した活気あふれる場所でした。そして極北では、伝統的な狩猟方法がスノーモービルなどの道具を使った現代的な手法へと変化を遂げながらも、なお自分たちの生き方にこだわる人びとがいます。人も社会も文化も、常に変化し、揺れ動いているんですね。二つの展覧会は全く異なったテーマですが、その底には「人の生き方」という共通のテーマが垣間見えました。
<付記>
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by okphex
| 2006-06-30 17:03
| News-写真展