「ほっ」と。キャンペーン

写真関連のニュースと写真ギャラリー,そして文化人類学に関する記事を掲載しています。


by okphex
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28

<   2010年 02月 ( 28 )   > この月の画像一覧

Googleは、「Picasa」の最新版である、「Picasa 3.6」の日本語版を無償公開しました(Windows用のみ)。

今回のアップグレードで追加された代表的な機能としては、「顔識別機能」と、「ジオタグ(位置情報)追加機能」があります。

「顔検出機能」は、「Picasa」のアルバム内にあるデータから、人物の顔を検出、記録することで、同一人物の絞り込み検索や分類が可能となるというものです。

一方、「ジオタグ追加機能」とは、GPS機能を搭載していないデジタルカメラのデータでも、Google
Earthを使うことで、撮影した場所のデータを手動で追加できるというものです。

すでにGoogleは、ウェブ上の小さな写真からでも、個人が特定可能となる技術とデータを持っているようですね。デジタルデータの個人情報を保護するための、法案の整備、技術開発が進む一方で、極めて厳密に個人情報が識別可能となる技術の発達が同時並行的に生じているとは、なかなか興味深いです。
[PR]
by okphex | 2010-02-28 05:36 | カメラ・写真情報
2月25日に発売された「PENTAX Optio I-10」は、まずその外観で目を引きます。

レンズは本体中央部に配置され、本体上部中央にはストロボが取り付けられています。その外観が、一眼レフカメラのペンタプリズム部分を意識したデザインであることは明らかです。

実はこのカメラには原型があるそうなのです。1974年に発売されたペンタックスの「auto 110」がそれです。「auto 110」もまた、110判というカートリッジ型のフィルムを使った、レンズ交換可能な超小型一眼レフカメラとして当時大人気を博しました。「I-10」は現代に蘇ったクラシックカメラと言えます。

その一方で、「I-10」は、まさしく最新の画像技術を投入した、現代的なカメラでもあります。

代表的な機能としては、まず全11種類のデジタルフィルターと、最大32人/最短検出時間0.03秒の顔検出機能、さらに最大3枚の画像をカメラ内でパノラマ写真に合成するモードなどがあります。
とりわけ顔検出機能の高機能ぶりは際だっています。例えばペットの顔写真などを登録することで、動物でも顔認識機能が使える上に、予めピントを顔に合わせておいて、正面に向いた瞬間にシャッターを切ると言った設定が可能です。

最近はオリンパスの「E-P1」「E-P2」にも見られるように、カメラ本来の機能の高さと、持ち歩くことが楽しくなるような高い完成度のデザインの二つを兼ね備えたカメラが増えていますね。この「I-10」も、所有者に高い満足感を与えてくれるカメラとなりそうです。

贅沢を言えば、せっかく一眼レフカメラのペンタプリズム部を思わせる構造をしているのだから、電子式のビューファインダーなど付けて欲しかった…。もっとも、本体の小ささを考えると、接眼部を利用した撮影は難しいかも知れませんが。
[PR]
by okphex | 2010-02-27 09:27 | カメラ・写真情報

PMA2010。

昨日まで米国アナハイムで、米国最大のカメラショー「PMA2010」が開催されました。
各種メディアのレポートによると、ジェネラル・イメージング・ジャパンがコンパクトカメラの「和モダンセット」など7機種を発表するなど気を吐いたメーカーもありましたが、全体としては目玉となるような発表も少なく、盛り上がりに欠けた内容だったようです。まさかバンクーバー五輪の影響でもないでしょうが…。
面白い製品としては、カシオの「デジタルアートフレーム」が注目を集めていたようです。これは、現在のデジタルフォトフレームにさらに機能を付加したもので、フレーム内で画像を様々な形に加工して表示するといった機能が搭載されているようです。
いずれ日本でも発売になるでしょうから、どんなフレームなのか期待して待ちたいですね。
[PR]
by okphex | 2010-02-26 08:12 | カメラ・写真情報
前回、インターネットのオフライン機能について書きました。
オンラインだろうとオフラインだろうと使える機能は確かに便利ですね。
ネット上の管理されている空間にデータが保存されていて、しかも同期という手順を経れば、自身のPC内にも同じデータが存在することになります。これなら、こまめにPCのデータをバックアップしなくても、どこかに最新のデータが残されることになります。
この、「情報を分散させて保存できる」という安心感が、「オフライン」機能のもう一つの効用だと思います。

高密度、第容量化が進む現在のデジタル技術分野では、情報が「盗まれる」よりも「消失する」方が、より深刻な問題ではないか考えるからです。今後は、情報の取り扱いは複製可能性を前提としつつ、日々増え続ける情報を、いかに消失から防ぐか、が大きな課題となるのでしょう。この課題を解決するために取るべき道は、大きく二つしかなく、一つは「紙媒体などに物理的な形で保存する」、もう一つは「出来るだけ情報を分散させて、消失の際の損害を出来るだけ少なくする」です。

このうち後者のデータ保存技術は、既にRAIDといった形で実現しています。そのため、後者の方が今後も発達していくと考えた方が良さそうです。

しかし、情報の拡散は、露出の危険性も高めます。そのため現在電子キーなどの技術開発が続いていますが、いずれ暗号化と解読の競争は終止符が打たれるんじゃないでしょうか。暗号化の技術が開発できたと言うことは、必然的にそれを解読する技術も存在すると言うことですからね。

「なら、面倒くさいからもう情報はオープンにしちゃえ」と誰かが言い出したら、それま情報保持に費やしていたエネルギーと、秘密主義のぎすぎすした感情が和らいで、もっと住みやすい社会になるんじゃないかな-、と期待しています。

楽観的すぎるかな?でも情報の秘匿性が減ずれば、わざわざ犯罪行為を冒してまで情報を盗もうとする人も減るし、盗まれた情報の利用価値が低くなれば、それほど大事には発展しないと思うんですが、いかがでしょうか?
[PR]
by okphex | 2010-02-25 15:24 | News-そのほか
僕は現在、PCを使う多くの場面でGoogleが提供するサービスの恩恵にあずかっています。特に、メールのチェックならびに送信、文章の執筆、そして写真の整理・保管(Picasa)といった利用はかなりの頻度に達します。

これらのサービスは従来インターネットに接続している状態(オンライン)でのみ利用できるものでしたが、やがて「オフライン」機能が付加されたことによって、インターネットに接続していない状態でも使えるようになりました。
「オフライン」機能は、確か最初は「Gmail」専用だったと思いますが(うろ覚え)、今では「Googleドキュメント」などでも利用可能です。もっとも「Picasa」は、オンライン上のアルバムをダウンロードするという形で、従来よりオフラインでも利用可能でしたが。

機能そのものの詳細はここでは触れないとして(実際のところ、あまりよく分かってないですし)、僕が興味深く思ったのは、インターネットに繋いでいない状態を「オフライン」と表現する、その仕方そのものです。

「オフ(off)」には、(僕の勝手な解釈では)単なる「停止」状態を表すだけでなく、「本来あるべきものがそこにない」とか、「繋がっているはずのものが断絶している」といった意味合いを含んでいます。
この解釈に当てはめて考えるならば、Googleのサービスは、「我々の機能を利用している利用者は常にインターネットに接続している状態を前提として提供されている」ことになります(もともとそのような意図で提供されたサービスですし)。

インターネット全盛の現代でも、世界中で行われているほとんどのコミュニケーション活動は、インターネットを介さないで遂行されているはずです。しかしその状態に対して、「オフライン」、つまり「オンラインではない」という語を当てはめる感覚に、僕は興味を覚えました。そこに、「ネットへの接続無くしては日常生活が成立しないようなネット社会を実現して見せよう!」という、ある種の思想的な背景を感じ取ったためです。

確かに、技術的な観点から言えば、今後もますます「オンライン化」なくしては成立し得ない社会生活は拡大していくと思われます。では、オフライン、つまりインターネットを介さない社会生活は、最終的には消滅してしまうのでしょうか?僕は、「オンライン」「オフライン」といった二極分化とは異なった展開があるのでは、と考えています。

その根拠については、出来れば次回に書きたいと思いますー。
[PR]
by okphex | 2010-02-24 22:54 | News-そのほか

写真と身体感覚の延長。

僕は一応写真の仕事をしているので、日常撮影する写真の数は、一般的な方よりも多少は多い(はず)です。

そんな生活を十数年続けていると、いやでも自分の写真の「癖」というものが分かってきます。

普段はそのような癖を意識している訳ではないし、具体的にどこにどんな癖があるのかとも説明できないのですが、その癖の認識は、他の方が撮った写真を見た時の、「何か僕の撮り方と違う」という、ちょっと消極的な形で現れます。

ところが面白いことに、直接撮影した写真だけでなく、セルフタイマーで撮ったものに対しても、多くの場合僕はそこに自分の”癖”を認識してしまうのです。つまり、「これはまさしく僕が撮った写真だ」という確信を抱くと共に、何となく自分の写真を眺める際に感じる安心感があるのです。

身体の知覚についての哲学的な考察の泰斗、メルロ・ポンティは、人は道具を通じて、身体の感覚を延長することが可能になると指摘しています。つまり、扱い慣れた杖を持った人にとっては、杖の先で地面を叩いた時に、”自分の手の先”で叩いた時と同じ感覚を持つというのです。これは、私たちが車に乗った瞬間に、身体の距離感が車の外縁に延長され、ぎりぎり障害物が車に接触しないような微妙なハンドル操作を、確信を持って行うことができるといった経験で実感できます。

しかし、「セルフタイマーで撮影した写真すらも、自分の眼の延長として捉える」ことが認識上可能となると、面白い現象が起こります。
そのセルフタイマーで撮影した写真の中には自分自身が写り込んでいるにもかかわらず、その写真を見た僕は、「これはまさに僕が撮った写真だ」と確信するのです。つまりこの状態は、僕の眼がカメラを通じて「延長された」のではなく、僕自身の身体と「分離」して、自分自身を撮影することが可能になった、ことを意味します。
しかしシャッターを切る側をあくまでも撮影の主体と捉えるならば、そこに写っている僕は主体から遊離した存在と言うことになり、「幻影や幽霊」の類になってしまう…!?

うーん、そんなことを考えていたら、自分自身がドッペルゲンガーのような気になってしまいました。
[PR]
by okphex | 2010-02-23 23:34 | 人類学・人文科学

九十年の積み重ね。

21日に僕の祖母の卒寿のお祝いを行いました。
「卒寿」とは、「卒」の字が卆とも書くことに因んでおり、九十歳という意味です。
「一般の慶事:長寿の祝い」

僕の姪っ子(つまり祖母からは曾孫に当たる)が、「戦争にも原爆にもあったのに、元気で90歳を迎えられたことを賞します!」と元気に手作りの賞状を読み上げる演出もありました。表現こそ小学生らしいですが、そこに(書いた本人は意図していなかっただろうけど)含まれる意味はとても深いものでした。

祖母が以前、若い頃の思い出話を語ってくれたことがあります。

祖母は島根県で裕福な家庭に生まれたのですが、実家は祖父が借金を背負ったことで全ての財産を失い破産。若年にもかかわらず一人で生計を立てねばなりませんでした。

京都で住み込みの家政婦で働いたり、バスガール(懐かしい響き…)として働いていました。女性が働きに出ることがそれほど一般的ではなかった時代に、生活の必要に迫られていたとはいえ、いち早くキャリアウーマン(これまた懐かしい…)として活躍していたのです。

戦時中は広島市の西部にある廿日市というところに移り住み、軍服などを製造する被服廠で働いていたそうです。1945年8月6日の朝も、いつも通り工場で働いていました。突然空襲警報が鳴り響いたため外に出て広島市の方を眺めたところ、上空を通り過ぎる飛行機(B29)の機影と、朝日とは別の空間に浮かんだ光の玉、そして天空から地面に降りていく幾筋もの煙という、これまでに見たことのないようなものを目撃したそうです。
「あれは何だろう?」と困惑した直後、遠方より凄まじい爆音が響き、慌てて近くの防空壕に待避すると、身辺を猛烈な勢いで駆け抜ける突風を感じたそうです。

突風が収まってもう一度市内を見ると、先ほどの光景は一変、市内は一面の黒煙に包まれていました。どのような状況になっているのかさっぱり判断が付かず、それでも市内に住んでいる友人を案じて、徒歩で広島市内に移動しようとしたところ、草津という地区あたりで、主要幹線道路の2号線を市外方面に移動する、人とも区別が付かないような、無残なやけどを負った大量の避難民の波に阻まれてしまいました。暫く様子を見ていたものの、”これ以上進むのは危険だ”と判断し、市内入りをやむなく断念したそうです。

それから山口経由で列車を乗り継いで、這々の体で島根に戻ったのですが、その時探していた友人とは、とうとうそれっきり再会することはありませんでした。

これは3年ほど前に語った当時の思い出の一つですが、こうした経験を経て現在があるという、祖母が積み重ねた膨大な月日に、強い感慨を覚えました。
[PR]
by okphex | 2010-02-22 08:56 | News-そのほか

「キャリア」の考え方。

20日に、某シンポジウムで湯崎広島県知事の講演を聴く機会を得ました。このシンポジウムは30代前半までの若者層を対象としたもので、知事は、現在県議会の運営で多忙を極めている状況であるにもかかわらず、とても張りのある声でフロアーを埋めた若者達に檄を飛ばしていました。このように市民の集う場に出向いて自らの言葉で未来を語る政治家の存在はとても貴重だと感じました。

彼はエリート官僚として、ベンチャー企業家として、そして県政を担う政治家として歩んできただけに、話す内容は要点をまとめていて、とても分かりやすいものでした。
取り分け僕の印象に残ったのは、「キャリア」についての知事の考え方です。
確かに彼は紛れもなく素晴らしい才能に恵まれた努力家だけれども、これまでのキャリアを自分の実力で築いてきたと、彼自身は全く考えてないそうです。

記憶を辿って発言内容をちょっと抜粋:
「よく”なりたい自分を見つけなさい”とか、”10年後の目標を設定しなさい”とか言われるけど、所詮無理な話です。なぜなら人間にそんな先のことが見通せるはずがないからです」「もし会社内に、ある仕事を任せて、”これは将来僕がしたいと思っている仕事と関係ないのでしたくありません”と言う人がいたら、”使えねーな”と思われるだけです。自分で設定した進路だけを歩いて築き上げていくのは、厳密にはキャリア形成とは言えないと考えています」「キャリアとは、仕事をする中で関わった人が、自分に与えてくれた結果なのです。だからまず、目の前の仕事に対して自分はどのようなことができるのか考え、懸命に取り組むべきです」

「自分の設定した目標にまっすぐ進んでいくことこそが成功の秘訣」といったいわゆる”成功法則”が流通している中で、キャリア形成には周囲の人々の承認と助力こそが重要であるということを、これだけ簡潔に語った方はちょっと思いつきません。

実は先の知事選では別の人に投票したし、正直言ってこれまで湯崎知事のことほとんど興味がなかったのですが、熱のこもったなかなか良い講演でした。フロアーに居眠りしている人がちょこちょこいたのは残念だったけど。
[PR]
by okphex | 2010-02-21 07:04 | News-そのほか

講習の内容を考案中。

3月の上旬に、某所より依頼があって、撮影に関する講習の講師を務めることになりました。

一般の方を対象とした無料の講習会と言うことです。2007年~2008年にかけては、ビジネスマン対象のバリバリの実践型講習会を開催したので、今回はちょっと気楽にセミナーに臨むことが出来そうです(もちろん、実践型講習会も存分に楽しみましたが)。

さて内容ですが、実はまだ何も決めてません。

「すぐに役立つ撮影テクニック」とか、「事前に応募した質問に実技で答えるアンサー型の講習」、または「プロ用機材を体験してみよう講習」など着想は色々あるのですが。

主催者より正式な発表があれば、またこのブログでもお知らせします。
[PR]
by okphex | 2010-02-20 10:22 | News-そのほか

「農」に関する試み。

僕がいつも訪問している尾道市・百島のいちご農園が3月から一般の方々に美味しいいちごを楽しんでもらえるような観光農園を始めるそうです。
採れたてのいちごは本当に甘くて美味しいので、とても良い企画だな-、と思いました。僕も始まったら観光客として訪問して、いちごを楽しみたいです!

このいちご農園にも、最近は将来のオーナーを目指して修行に来ている20代の若い世代が増加しているとのこと。「農」と「観光」は今後の日本の有望な資産となるでしょうね。とても有意義な動きだと思います。

最近は全国各地で、土地の滋養を利用した農法や、自然農法などの活動が盛んに行われているようですね。それら一つ一つは個別の農家、グループ単位で行っているようですが、近年になってこうした地道な取り組みが全国各地で展開し、しかも人々に注目され始めたのは、日本にとって「現状の農業が壊滅的な危機」だからという悲観的な見方からではなく、「とても将来性のある分野」だから、という明るい側面が見出されているからかも知れませんね。
[PR]
by okphex | 2010-02-19 10:51 | News-そのほか