写真関連のニュースと写真ギャラリー,そして文化人類学に関する記事を掲載しています。


by okphex
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上海・外灘

a0005065_181648.jpg上海の外灘は,昼と夜では全く異なる表情を見せます。
夜の外灘は,正に"魔都"上海のイメージのイメージ通りです。
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by okphex | 2004-03-31 18:17 | ギャラリー
最近発表された研究によると,アフリカのサイチョウの一種は,同じ生活圏内のある種の猿の吠え声から危険を察知し,その猿の側もまた,鳥の鳴き声を利用した早期の警報システムを持っているようです。

ある種の哺乳動物は,近い種の他の哺乳動物と,鳴き声などによってお互いに危険を知らせ合う警戒システムを持っていることは知られていますが,鳥類であるこのサイチョウは,種の異なる猿同士の警戒システムに加わっているというのです。

研究では,猿の吠え声の種類によってサイチョウの振る舞いが変わることで,サイチョウはその吠え声が自らにも危害を及ぼす侵入者が近づいている事を告げているのか,そうでないのかを聞き分けているとのこと。

この発見はまだまだ研究途中で,異議を唱える研究者も多いですが,種を越えたコミュニケーションが存在する,という仮説は,非常に面白いですね。他にもそのような異種間コミュニケーションを行っていると思われる動物が存在するそうなので,今後の研究の進展が楽しみです。
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by okphex | 2004-03-31 11:51 | 人類学・人文科学

■写真ニュース04/03/31

イオン,400万画素のデジタルカメラを19800円で発売
低価格で機能も限定されていますが,サンプル画像の画質の高さは驚きです。

ニコン,Nikon COOLPIX5000 用修正ファームウェアのWindows版Macintosh版の配布開始
各種不具合が修正されるので,ユーザーの方は早めに手に入れましょう。

富士写真フィルム「FinePix F710」の修正ファームウェア,4月1日より配布開始
昨日のニュースの続報です。




トイカメラと言えば,低価格だが画質も値段相応というのが一般的な評価となっていましたが,イオンの低価格デジカメの画質が思ったよりも良いので驚きました(フォーカス範囲が1.5m~というのはご愛嬌ですが)。

デジカメの高画素化の流れは依然として強いものがありますが,高機能化に向かう機種と,手軽に使えて低価格に抑える機種への分化など,メーカー側の思惑に応じて,デジタルカメラにも多様性の流れが生じています。

200万画素程度の旧式CCDを使用するなら,更に安く1万円未満でも販売できそうなものです。しかし,液晶モニターを搭載する機種の場合,液晶モニターのコストは依然として高いため,他の部品の性能やコストを抑えても,ある水準以上に価格を下げるのは難しいそうです。
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by okphex | 2004-03-31 07:06 | カメラ・写真情報

桜を撮りに来たのに…。

a0005065_183553.jpg柔らかそうな地面に広がる桜の影,そしてその影の隙間から差し込む光が綺麗で,桜よりも,下ばかり撮ってました。
実はひねくれ者なのでしょうか…?
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by okphex | 2004-03-30 18:36 | ギャラリー
「エコ・ミュージアム」について,若干の補足です。

「エコ・ミュージアム」は,1970年頃にフランスで誕生した用語で,具体的な概念として定着したのは,リヴィエールという人の働きによるものだそうです。

それまで,博物館というと,美術的・文化的価値の高い資料を収集・展示することを主な目的としていました。そして,より価値の高い資料を保有することで,自らの権威が高まるため,どの博物館も,より美術的・文化的価値の高い資料の収集に熱中しました。

その結果,一般民衆の文化や歴史的資料がないがしろにされ,また価値ある資料は全て,博物館施設施設のある都市部に集中し,地方の文化的衰退が危惧されました。

そうした「伝統的な博物館」に対する挑戦として「エコ・ミュージアム」の概念が生まれました。「文化」や「博物館」の意味をもう一度捉え直し,博物館は,単に資料の収集展示を行うだけでなく,文化の発信装置でなければならない。地方の価値ある文化・財産を中央に集中させ,国家の権威や博物館の威信の向上を図るのではなく,文化の発信を通じて,地域社会の発展に貢献することこそが,博物館の使命である,としたのです。

その考え通り,「エコ・ミュージアム」は,資料の収集を原則的に行わず,現地での保存・展示を原則としています。また,行政の介入は法的な補助や政令による保護にとどめ,運営は地域住民の参加を主体としています。こうすることで,文化発信だけでなく,地域社会の実利的な発展にも寄与できる,より実際的な施設となることが出来たのです。

こうしてみると,「エコ・ミュージアム」の「エコ」は,環境保護という意味だけに留まらず,まさに生活環境全体を指した言葉だということが分かります。

地域社会の博物館として始まった「エコ・ミュージアム」も,最近は都市型「エコ・ミュージアム」が誕生したり,施設ごとに,構造や管理方法を変化させるなど,より柔軟に変化を続けています。

日本に「エコ・ミュージアム」の概念が導入されたのは比較的最近ですが,実際に「エコ・ミュージアム」を建設したり,構想を具体的に検討している地方自治体は日本全国に数多くあります。
法令の整備も進みつつあり,今後もますます「エコ・ミュージアム」構想に取り組む地方自治体が増えることが期待されています。

しかし,問題点も数多くあります。
これまで地域振興というと,行政が主体となって事業が策定・運営され,主役であるはずの地方の住民自身は多くの場合,受け身の立場となっていました。
「エコ・ミュージアム」構想の推進においてもこの点は例外ではなく,フランスなどの「エコ・ミュージアム」が盛んな国と較べて,日本はまだまだ運営を行政主導で行いがちです。そのため,地域の実情に沿った柔軟な運営が難しく,旧来のコンセプトをそのまま導入しようとする例が目立ちます。

非常に月並みな提案ですが,「エコ・ミュージアム」を制度としてだけではなく,概念的にも根付かせるためには,主役である地域住民自身が「エコ・ミュージアム」とは何か,ということを考え,運営を行政にお任せするのではなく,積極的で具体的な参加・運営構想を行政側に提示していくことが必要でしょう。

最後に,興味深い点は,フランスでは「文化」や「博物館」のあり方の追求が「エコ・ミュージアム」を生み出したのに対し,日本では主に地域経済発展の新しい手段として「エコ・ミュージアム」が導入されたことです。

確かに,前述の通り「エコ・ミュージアム」は,地域社会の発展への寄与も,重要な使命と見なしていますが,その前に「文化」やその発信装置である「博物館」に対する批判や見直しの運動がありました。日本では,その段階をあっさり飛び越し,「エコ・ミュージアム」の持つ,地域経済への寄与という実利面が強調される事となりました。

こうした面を捉えて,「日本は文化に対する意識が低い!」と批判するのは簡単ですが,見方を変えると,例えば今回のように,一旦地域経済発展という目的を明確に据えたら,その目的追求の為なら外国の文化概念や構想を導入することも厭わないという,ある種の大胆さを評価することもできると思います。
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by okphex | 2004-03-30 17:15 | 人類学・人文科学

■写真ニュース04/03/30

日本写真著作権協会,著作権者ID登録・画像保護サービスを4月1日より開始
プロカメラマンや,アマチュア写真家を対象とした,インターネット上のデジタル写真保護管理サービスです。

コービスジャパン,日本語による写真検索サービス開始
コービスジャパンは米Corbis社の子会社で,商業雑誌や美術誌向けに商業写真を販売しています。

コニカミノルタカメラ,「コニカミノルタDiMAGE X21」を発売
撮影時もレンズの出ない,コンパクトボディーが特徴です。

駒村商会,超望遠レンズ「ELICAR 600-1200mm」「ELICAR 800-1600mm」発売
マニュアルフォーカス形式で,マクロ撮影も可能ということです。

National Geographic Channel: Mysteries of the Deep
内容も良いが,デザインが秀逸!




以前,アメリカでのインターネット上のデジタル写真の著作権問題についての講演会に参加したことがあります。
アメリカではデジタル写真の取引やストックフォト販売の市場規模が非常に大きいだけに,簡単に複製可能なデジタル写真に対する著作権侵害対策として,様々な取り組みを行っているようです。
日本では,この種の問題への対策が遅れていると,従来より指摘されていましたが,この度の日本写真著作権協会のサービスは,日本でも著作権管理への本格的な取り組みが始まったことを示しています。

コービスジャパンは以前より日本での写真販売を行ってきましたが,画像検索には米Corbis社のサイトを利用する必要がありました。
今回日本語での検索サービスを開始することで,更に検索が容易になりました。
また,このサイトでは,4月1日より,Apple G5のプレゼントサービスを開始します。

駒村商会の超望遠レンズ,この長さでマクロ撮影も可能というのがスゴイですが,使いやすいんですかね…。

National Geographicのサイトは良く訪問しますが,特集ページの洗練されたデザインにはいつも感心させられます。ただ,かなりのデータ量なので,ブロードバンド環境は必須です。
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by okphex | 2004-03-30 05:56 | カメラ・写真情報

桜。

a0005065_20015.jpgやはりこの季節は,桜を被写体とした写真が多くなりますね。
この時は広角で背景の建物(高校の校舎)を入れた桜の写真を撮りたかったので,花のアップは撮影しませんでした。
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by okphex | 2004-03-29 20:01 | ギャラリー
a0005065_123225.jpg僕は時々,瀬戸内海のある小さな島をふらっと訪問します。島では農園を経営している知人と会ったり,島内の風景を撮影して回ったりしています。このブログページの「Gallery」にも,その時撮影した写真を何点か掲載しています。

美しい景観に恵まれている反面、この島は,地場産業の衰退と,日本でも最も高い高齢化率,そして人口の急激な現象に伴う過疎化問題にさらされています。

知人が,所有する敷地内で農園経営を始めたのも,島に新たな産業を興したい,という思いからでした。

確かに,島に新たなレジャーや産業施設を誘致する方法もあります。
しかし,安易な誘致は,一時的には観光客や労働者を呼び込むことにはなっても,島に生活する人々に根付かない限りは島にとって何の利益ももたらしません。それどころか,島の様相を一変させ,最悪の場合は打ち捨てられた施設と借金だけが残るという危惧があります。

この島には,島内の生活環境を維持しつつ,島そのものを持続的に維持可能な資源として活用する方法が求められていると思います。

近年,「エコ・ミュージアム」という言葉を聞く機会が増えています。

これは,美術的に価値のある資料を一カ所に集めて展示する,従来型の博物館とは異なり,ある地域全体を一つの博物館と見なして,その地域の町並みや,祭りなどの伝統芸能,特産物や名所旧跡などを,そのままの場所・姿で展示する手法を採る博物館のことです。
現在「エコ」という言葉は,「環境保護」という意味合いが強いですが,ここでは更に適用範囲が広く,「生活全体」を指しています。

来場者は,「エコ・ミュージアム」内を巡り,生活の中に「活きている」展示物を体験したり,参加することが出来ます。そして,施設の管理運営は業者ではなく,あくまで地域住民自身が行います。そうすることで,莫大な設備投資をすることなく,地域の生活そのものを産業資源とした新たな産業創造,雇用の創出が可能となります。

現在,日本でも「エコ・ミュージアム」の法的な基盤作りが進み,日本各地に「エコ・ミュージアム」建設の動きがあります。その中でも,山形県朝日町山口県秋吉台のエコ・ミュージアムなどは良く知られた例です。

冒頭に,高齢化による人口減少と産業衰退の問題を抱えるある島の現況を述べました。しかし当然この問題は,単に一つの場所だけで起きている訳ではなく,以前より日本の多くの地域社会は,同様の問題に苦しんでいます。そして更に高齢化の進むそう遠くない将来,日本全てで同じ問題に直面するでしょう。

そんな中で持続的な経済成長を達成するためには,定住人口や雇用の増加を目的とした従来型産業の育成を図るよりも,観光によって交流人口を増やす事を目的とし,現在の有形無形の資源を持続可能な範囲で利用する産業の方が適していると考えます。「エコ・ミュージアム」は,この問題を解決する有効な手段となる可能性を秘めていると思います。

現在のところ,僕の良く訪れる島が「エコ・ミュージアム」を建設する予定はありませんが,美しい景観やユニークな伝統行事など,「エコ・ミュージアム」のためのとても魅力のある資源を持っていると思っています。もし「Gallery」の写真を見て,この島や「エコ・ミュージアム」に興味を持った人がいれば,是非意見を聞かせてください。
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by okphex | 2004-03-29 12:33 | 人類学・人文科学

■写真ニュース04/03/29

FinePix F710の動画撮影に不都合。
日常結構頻繁に行う動作ですね。早く修正ファームウェアが配布されると良いですね。

ホームページ作成講座 -無料ソフト編- 2004年4月2日(金)Illustrator基礎講座 2004年4月6日(火)
両講座とも,大阪南港ATC ITM棟6F ソフト産業プラザiMedio研修ルームで開催されます。




ホームページ作成講座,Illustrator基礎講座ともに,基本的で実際的な技術の習得を目的としています。
メインの業務で行っている訳ではないが,ホームページの作成やIllustratorの操作知識を必要としている人は,問い合わせてみては如何でしょうか。
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by okphex | 2004-03-29 06:22 | カメラ・写真情報

ジプニー。

a0005065_115346.jpgフィリピンの首都,マニラ市内をぶらぶらと歩き回ると,タクシーや乗用車,バス,そしてサイドカー付きオートバイに混じって,長い胴体に派手な装飾品を誇示した,風変わりな車が数多く行き交うのを見かけるでしょう。

「ジプニー」は,その長い胴体に人々を詰め込んで疾走します。狭い車体の側面に沿って設けられた長シートに座る乗客の顔ぶれは,停車の度に,目まぐるしく入れ替わります。

乗客の手から手へ,ペソ札がリレーされていきます。乗客はただ座って目的地に着くのを待つのではなく,しばしば,新たに加わった乗客の運賃や目的地を,騒音と賑やかな音楽に聴覚を奪われた運転手に伝達する役割を負います。

目的地に着きました。旅慣れない旅行者が降車に手間取っていることなどお構いなしに,「ジプニー」は勢い良く発進しました。

危うく道路に投げ出されるところを何とか堪えて振り返ると,このバスのような,タクシーのような奇妙な車が,紫煙を吐きながら,やがて鮮やかな風景の中に溶け込んで行くのが見えました。
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by okphex | 2004-03-28 11:54 | ギャラリー