写真関連のニュースと写真ギャラリー,そして文化人類学に関する記事を掲載しています。


by okphex
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カテゴリ:撮影ガイド( 40 )

デジタルカメラで撮影した画像を見て、”あれっ!?なんだか全体的にぼんやりしていて、はっきりしない…。”と思ったことがある人は多いでしょう。
こうした画像は、撮影時の手ぶれや、逆光時の太陽光の写り込みなどによって生じることもありますが、実はデジタルカメラの特性上、くっきりした画像が得られにくい、という構造上の原因によって引き起こされることもあるのです。
デジタルカメラには、センサーが余分な周波数を関知しないように、「ローパスフィルター」というフィルターが装着されており、レンズから入ってきた画像はいったんこのフィルターを経由して、初めてセンサーに到達します。この際、より細かい情報もいくつかフィルターによって遮断されてしまうため、どれだけ高解像度の画像でも、細部は少しぼやけた感じになってしまうのです。
(参照:田村仁研究室「画像に対するローパスフィルタ」http://leo.nit.ac.jp/~tamura/multimedia/lpf.html)
特にフィルムで撮影した画像と比較して見ると、デジタルカメラの画像は細かな部分の鮮鋭さにかなり差があることが分かると思います。
では、どうしようもないのか…、とあきらめがちになってしまいますが、オンライン上のデジタル画像技術専門サイト、「diglloyd」(http://makingsharpimages.com/)にて、英文ではありますが、こうした不鮮明な画像をより鮮明なものにする技術を紹介しているそうです。
「そうです」というのは、このサイトが有料であるためです…。登録には$44.95の年会費を支払う必要があります。
まだ登録を検討中ですが、画像の鮮明さはかなり重要な問題なので、是非とも勉強したいですねー。
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by okphex | 2010-09-10 10:26 | 撮影ガイド
例えばホテルのパーティー会場などでは、「タングステン」と呼ばれる、暖かな黄色味がかかった照明が多用されています。
現在のデジタルカメラは、ホワイトバランス(白色を中心とした色のバランス)を調整する能力に優れているので、こうした色味の付いた光は、肉眼で自然に認識している程度に補正されます。

ところが、タングステンの光の中でフラッシュを発光させるなど、色味の異なった光が混在する場合は、カメラはどのようなホワイトバランスにすればよいのか混乱してしまいます。
フラッシュの色味は、太陽光に近い白色光に調整されていますが、これはタングステンの黄色い光の中だと、青い光のように見えることを意味するためです。
結婚式・披露宴でグループの写真を撮ったところ、映った人の顔が真っ青になっていたという経験をお持ちの方も少なくないでしょう。

コンパクトカメラの場合、フラッシュを発光させない、できるだけ人物の近くに寄って、大きく撮影する、といったことぐらいしか対策はありませんが、一眼レフカメラなどに付ける大型のフラッシュの場合、光の色味を変えるフィルターを取り付けることで、その場の状況に合わせてフラッシュの色味を変えることができます。
ケンコーの「ラバースナップフィルターホルダー」をフラッシュの発光口に装着して(本来はレンズの前面に取り付ける器具ですが)、そこに同じくケンコーのLEE 100x100mm角ポリエステルフィルターを取り付ければ完了です。

ちょっと値段が張りますけどね…。
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by okphex | 2010-08-29 11:35 | 撮影ガイド
「酷暑」が続いていますが、朝夕の風に少しずつ秋の気配を感じるようになりました。

秋の話をするのは少し気が早いようですが、この季節は、紅葉など、最も風景写真の撮影に適した時期だと言えます。是非とも美しい写真を沢山撮影して頂きたいと思います。

そこで、8月18日に発売された、『風景撮影74の金言』(モーターマガジン社)をご紹介したいと思います。この本は、これから風景写真を勉強してみたい人、既に風景写真を撮影したことのある人、どちらの方にとっても良いガイドブックになりそうです。風景撮影に必要な知識を「金言」としてまとめているだけでなく、対話形式の構成で、金言の意味を分かりやすく説明しています。
近くの書店に置いてなくても、モーターマガジン社、アマゾンなどで購入することができます。
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by okphex | 2010-08-22 10:43 | 撮影ガイド
今回の網走・知床半島視察では、短時間ではありましたが、実に様々な場所を訪れました。
中でも、屈斜路湖近くの「さくらの滝」は、ちょっと別の場所とは違った意味で印象に残りました。
この滝は、高低差がそれほどなく、せいぜい1m程です。そこの何がすごいかというと、この高低差をものともせず上流に移動しようとして、桜鱒が飛び跳ねている光景を見ることができるのです。
初めてこの場所を訪れた僕は、桜鱒の果敢な姿に心打たれました。
この滝は決して目立つような場所でも、壮大な景観を眺めることができる場所でもありませんが、なかなかお薦めできる場所です。特に動物写真を撮りたいと思っている人には、絶好の練習場所と言えるでしょう。
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by okphex | 2010-07-27 00:38 | 撮影ガイド
日経ナショナルジオグラフィック社は、毎年「ナショナルジオグラフィック」誌に写真を掲載している写真家のセミナーを開催しています。
今回のゲストは、シルビア・アール博士です。彼女は米ナショナルジオグラフィック協会付きの海洋研究者として活躍しています。
今回の講演会は、「ナショナルジオグラフィック」誌日本版創刊15周年も兼ねており、深海の世界をなぞらえて、「ワールド・イズ・ブルー」と名付けられています。
日時は8月3日(火)で、品川駅港南口の東京コンファレンスセンターが会場となります。
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by okphex | 2010-07-18 23:40 | 撮影ガイド
本日は音楽スタジオで、若手音楽家の方のポートレート撮影を行いました。
撮影そのものもとても楽しい内容でしたが、最近のメイク技術の進化にも驚きました。
ファンデーションをパフで塗るのではなく、霧状にしたスプレーで吹きかけていたのです。
これなら、ムラ無くファンデーションを乗せることができるし、途中で落ちる心配もないのだそうです。
ハリウッドの映画スターも使っている技術だそうですね。もっとも僕は、メイクの場を見ていると壁を塗る左官さんと吹き付け職人という、ちょっとハリウッドとはかけ離れた想像をしてしまいました…。
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by okphex | 2010-07-01 23:48 | 撮影ガイド

写真の役割。

17日は、社会人向けの実践型撮影セミナーの第4講を開催しました。
まずは、受講生から提出してもらった課題作例のレベルが大幅に上がっていたことを驚き、講評も結構好意的な内容となりました(といっても、撮影された方にとっては結構耳の痛いコメントも含まれていたかも知れませんが…)。

講評の流れの中で、プロとして(つまり、業務として)撮影する写真は、アマチュアのそれとどのように違うのか議論になりました。
僕もこの問題について、結構悩みつつも一つの回答を提示し、受講生の皆さんにも納得してもらえたようでした。あまりプロとしての自覚のない講師がこんな問題を偉そうに語っても良いものだろうか…。

その答えとは…。次回(第5講)の議題でもありますので、講座の終了を待って、いずれ掲載できればと思います。といっても、結構当たり前の話なので、聞いた人は拍子抜けするかも知れませんが。でも、なかなかこの基準を明確に区別している人は少ないんですよ~。
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by okphex | 2010-06-17 23:50 | 撮影ガイド

写真セミナーまとめ。

10日は、実務者向け写真セミナーの第三講の日です。

受講者は、前回と同様、それぞれの提出した課題作品を使って、発表とコメントを行いました。
今までの講義で、各自が必要とする写真の撮り方に慣れてきたようです。

今回は、「作品を使用する場面、文脈を意識する」という話をさせて頂きました。

実務で使用する以上、写真は何らかのメッセージを伝える入れ物である必要があります。
そのメッセージを受け取り手に誤りなく伝えることができる写真を、
本講では「良い写真」と定義しています。

しかし、撮影技術に習熟してくると、必要な写真より、面白い写真に興味が傾きがちになります。
それはそれで良いと思います。まず写真を撮ることを楽しめないと、決して良い写真は撮れませんから。

しかし、気に入った写真が撮れたといって満足して終わってしまうと、
「メッセージを伝える手段」としての写真という点では、それ以上の展開は望めません。
趣味の写真ならば、是非この方向を突き詰めていってもらいたいのですが。

そのため、「この写真はどの場面で使うものなのか」を、撮影中、あるいはプリント用に写真を選択している際に、意識してみて下さい、という話をさせて頂きました。

今回の受講生の方は、今までの修了生と同様、とても真面目で、期待以上の写真を提出して下さるので、上記のような指摘を受けて、次回どのような写真を見せてくれるのか、とても楽しみです。
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by okphex | 2010-06-10 23:10 | 撮影ガイド

「楽に撮る」。

セミナー無事終了しました。
会場の座席がほぼ埋まる状況だったので、座れない人が出たらどうしようと思っていたのですが、丁度いい人数に落ち着いたので安心しました。
セミナーでは、実際に僕が使っている撮影機材、照明機材を使って、参加者が撮影、モデルを交互に行う形で進めていきました。
参加者の方は、実際に動いて、カメラを操作する中で、ちょっと操作の勝手が分からず戸惑ったり、ちょっと照明を動かすだけで撮影
された写真の印象が全く変わったことに驚いたりされていました。

座学で講師の話をおとなしく聞くことも勉強になるのでしょうが、撮影についての学びでは、まず実際に自分で操作してみて、慣れない機材に違和感を感じるところから始めるのが良いと思います。やがて徐々にカメラを手に馴染ませる中で、表現方法を自分の身体の中に取り込んでいく、こうした”実践感覚”を知ることで、上達への途が拓かれていくのだと思います。

目指すところは、”楽な撮り方”を身に付けることだと思っています。
ほとんどの過程が機械的・電子的に処理される撮影の行程で、シャッターを切る瞬間だけは撮影者に全て委ねられています。その瞬間が苦しいと、結局写し取られた写真もどこか”苦しさ”が滲み出ています。人に見せるための写真が、思わず苦しさを感じてしまうようであれば、自己矛盾となってしまいますね。

高価であっても必要な機材を購入し、頭の中にせっせと知識と経験を今後の資源(リソース)として蓄積する作業は、結局のところいかにシャッターを切る瞬間を”楽な”ものにしていくのかを目指す過程でもあると考えています。苦しいだけなら、高い投資をしたり、情報を貯める行為は苦役にしかならないですからね。こうした感情が技術の研鑽の根底にあると言う点で、アマチュアもプロもそう変わらないのではないかな、と思っています。

なにはともあれ、セミナーが無事終了したのは、参加者の方々の御協力の賜です。その後の懇親会も大変楽しい場となりました。
この場を借りて、お世話になった方々に厚く御礼申し上げます。
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by okphex | 2010-03-05 08:52 | 撮影ガイド

写真の勉強について。

本日は、広島市内某所で、写真についての講師を勤めてきます。

この講座は、多種多様な講師による連続講座の第一回目にあたり、写真についての関心の有無に問わず、どなたでも無料で参加することが出来ます。
宣伝くさくなるので、ここではあえて詳細な告知は控えますが…。

さて、講座を行うにあたって、何を題材にしようかな-、と思っていましたが、だんだんかたまってきました。恐らく、専門的な撮影機材の体験実習、写真を撮る上で知っておくと良いと僕が思うことについての解説(いわゆる撮影ノウハウのハウツーではありません)、連続講座全体から見た本講座の意味、あたりじゃないかなー、と思います。
まさかないとは思いますが、この記事を読まれた参加予定者の方がおられれば、別に予習してくる必要はありませんよ、と申し添えておきます。ただ、普段お使いのデジタルカメラを持ってこられたならば、より学びの度合いが大きいかも知れませんね。
何はともあれ、講座が楽しみです!
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by okphex | 2010-03-04 18:29 | 撮影ガイド