■写真ニュース05/11/11 [スレイター・ブラッドレー作品展、山本一写真集出版記念写真展]
2005年 11月 11日
この作品展は、6つの大判写真と映像、そしてポートフォリオで構成されています。帝国軍兵士の群像写真だけでも見る価値あるな…。
棚田の風景はどんな季節、どんな時間でも心打つものがありますねー。僕は以前、この作品展の舞台となった越後ではありませんが、熊野の棚田を訪問したことがあります。この時は、写真を撮りながらその美しさにとても感動したことを憶えています。
以前のrisu777771さんコメントにあった、朝に料理の写真を撮る件について、僕が行ったことのある撮影を参考までに書いてみます。
その日は朝から快晴で、撮影場所となっている部屋の、東側の大きな窓から朝日が十分に差し込んでいたので、料理を朝日が差し込む窓辺、つまりカメラとは反対側の方角から朝日が来るような位置に料理を配置しました。しかし、そのままでは朝日が強すぎて、カメラ側である料理の手前側が影となってしまい、暗く落ち込んでしまうので、窓に付いていた白いカーテンを引いてみました。
これで朝日はかなり拡散されて、柔らかい光となりました。しかし、それでも手前側の影は落ち込んだままで、これでは、料理が暗い印象になってしまいます。
そこで、広めのテーブルクロスを料理皿の下に敷いて、さらに手前側のテーブルクロスの端をつまんで、レンズに捉えられない程度に持ち上げました。こうすることで、いわばテーブルクロスがレフ板の役割を果たして、カメラ側にもきちんと光が回りました。
こんな状態で撮影した写真は、依頼者に料理がとても美しく写っている、と大変喜ばれたので、僕もとても嬉しく思いました。しかし、もし撮影している場面を見られたら、フラッシュの一つも使わず、テーブルクロスを片手で持ち上げて、片手でシャッターを切っている姿だったので、傍目にはかなり滑稽に映ったでしょうねー。
こんな僕の経験談が、誰かの撮影のお役に立てば幸いです。
<付記>
現在アクセスランキングに参加しています。
もし今回の記事を気に入って頂ければ、記事への評価として下記のどちらかのボタンを押してもらえると、とても嬉しいです!
評価が頂ける喜びと共に、今後へ向けて大きな励みになります。
ありがとうございました。
by okphex
| 2005-11-11 05:33
| News-写真展