■写真ニュース04/04/15
2004年 04月 15日
ソニーが発表した新型デジタルカメラの内,個人的に注目しているのは,「DSC-T11」です。
現在ヒット中の「DSC-T1」の後継機ですが,性能はそのままに,更なる薄型ボディーを実現しています。
他の4機種も,それぞれの特徴がありますが,共通しているのは,バッテリーの持続時間の長さです。
「イプシアルファ」の登場からも分かる通り,多機能,高性能化に加えて,大型液晶を搭載した機種も増えている最近のデジタルカメラにとって,消費電力の増加は大きな課題となっています。
フルマニュアル操作を謳っている高級デジタルカメラでも,もちろん事情は同じで,マニュアルフィルムカメラのように,電池がない状態でも動作する,なんて事はありません。
カメラ本体の電力を使用することなく,光を電気信号に置き換えて,それを蓄積する革命的な技術が開発されたら,こんな夢のカメラが実現するんですけどね。
電池切れの緊急時に,液晶画面は使えなくても,とりあえずマニュアル操作でシャッターは切れます!というのを売りにするデジタルカメラみたいな。
で,その場合はメモリーカードにまとめて画像を記録するのではなく,昔の乾板写真やシートフィルムみたいに,メディア一枚に一つの画像のみを記録する方式で,撮影する毎にカメラからメディアを取り出して,また次のメディアをカメラにセットして撮影,という形式になるんでしょうね。
なんて考えたら,なぜか日光写真という,アナログカメラの最たる存在を想像してしまいました。
by okphex
| 2004-04-15 09:55
| カメラ・写真情報